記事外注費用の相場を解説
記事外注費用の相場
記事外注費用の相場は以下の通りです。
制作会社 | フリーランス | |
---|---|---|
SEO記事 | 3~10円/1文字 | 0.5円~5円/1文字 |
インタビュー記事 | 20,000~50,000円/1記事 | 2~5円/1文字 |
コラム記事 | 5~10円/1文字 | 2~5円/1文字 |
今回は、この記事外注費用の相場について「なぜ、このような相場なのか?」「どのようにしたら失敗をしないのか?」ライター歴10年で、いくつものWebメディアを運営したことのあるこの私が徹底解説したいと思います。
ぜひ最後まで、読んでください。
なぜ記事外注費用は、この相場になっているのか?
制作会社 | フリーランス | |
---|---|---|
SEO記事 | 3~10円/1文字 | 0.5円~5円/1文字 |
インタビュー記事 | 20,000~50,000円/1記事 | 2~5円/1文字 |
コラム記事 | 5~10円/1文字 | 2~5円/1文字 |
なぜ、記事外注費用の相場は、このようになっているのか?
その理由を、ひとつづ以下で解説します。
SEO記事
SEO記事とは、Googleの検索エンジンで上位表示を実現するための記事です。
Googleでは単に文章力が優れているだけでは、上位表示はされません。
Googleでは「検索品質評価ガイドライン」と呼ばれるものが存在しており「どんなページが高く評価されるのか?」170ページにも及ぶGeneral Guidelines(英語のみ)で詳しく解説されています。
SEO記事とは、この検索品質評価ガイドラインに沿って作成された記事のことで「そのジャンルの専門知識」の他に「SEOの知識」を持ち合わせていないと書くことはできません。
SEOとは専門知識であり制作会社であれば、SEOの知識がない人はまずいません。そのため3円~10円の文字単価となっています。
一方でフリーランスの場合は、基本的なSEOの知識はありますが、実際のメディア運営経験がないままフリーランスライターをやっている人も多いです。特にクラウドソーシングには、そのような人が多いため0.5円~5円の文字単価となっています。
インタビュー記事
インタビュー記事とは「対象の人物・企業」などに取材や対談を行い、その取材内容をベースに執筆した記事のことです。
「取材までのアポイントメント」や「文字おこしの作業」の他に「現地まで交通費」なども含まれるため、基本的にはSEO記事よりも高額になっています。
インタビュー記事とSEO記事は同じ文章でも、まるで性質が違います。
取材対象者の言葉を上手く拾い、人柄を表現したり、そもそもインタビューの段階で会話を盛り上げて「読者に刺さる言葉」を引き出す、会話能力も求められます。
制作会社では、このようなスキルのある人材を確保して教育しているため20,000~50,000円の相場となっています。
フリーランスでは2~5円となっていますが、相場は制作会社とそれほど変わりはありません。なぜならインタビュー記事は、求められるスキルも多いことから、それなりにライター経験のある人がやるものだからです。
コラム記事
コラム記事とは、エビデンスに基づいて書き手の意見を述べる文章です。
一次情報は書籍や公共の出版物、論文を使用します。論理的思考やファクトチェックが必要となるので、費用も高めです。
制作会社が5~10円、フリーランスが2~5円となっていますが、こちらは専門知識があり豊富な経験のあるライターがやることがほとんどなので、実際は制作会社とフリーランスでは「それほど相場は変わらない」と理解しておくと良いでしょう。
記事の執筆以外にかかる費用の相場
記事の執筆以外にも、かかる費用を以下で紹介します。
項目 | 制作会社の相場 | フリーランスの相場 |
---|---|---|
コンテンツの企画・キーワード選定 | 要見積もり | ライター次第(メディアの運営経験のないライターの場合は、そこまでのサービスはありません) |
検索順位やPVなどの分析 | 要見積もり | ライター次第(メディアの運営経験のないライターの場合は、そこまでのサービスはありません) |
打ち合わせ費用 | 要見積もり | 要見積もり(リモートの場合は無料の場合もある) |
写真撮影費用 | プロカメラマン:30,000~50,000円+交通費ライター:200~5,000円/枚 | サービスなし(ライターにスキルがある場合は要見積もり) |
記事に使用する図表・イラストなどの作成費用 | 要見積もり | 要見積もり(イラストなどはライターにスキルがない場合はサービスなし) |
画像選定・取得・加工費 | 要見積もり。有料サイトを使った画像選定などの場合、700~1,000円/枚+画像利用料(実費) | 要見積もり(ライター次第で価格が変動します) |
専門家への監修依頼費 | 10,000円~※監修相手による | サービスなし |
校正・校閲費 | 1,000~5,000円 | サービスなし |
納品済み記事の修正費用 | 要見積り | 要見積り |
入稿費:CMSへの入稿費用 | 1,500~3,000円/記事 | ライター次第(Wordpressを使い慣れていないライターの場合、サービスはなし) |
インタビュー相手への謝礼 | 数千円~ | 数千円~ |
交通費・出張費 | 都度・実費 | 都度・実費 |
経歴10年のライターが教える、記事外注のコツ
私はフリーランスライターとして、約10年間さまざまなメディアで記事を執筆してきました。
また自分でも雑記・特化と複数のブログを運営しており、実際に記事の外注経験もあります。ここでは、そんな私が考える「記事外注のコツ」を紹介したいと思います。
記事作成の目的を伝える
制作会社、フリーランスともに記事の外注を以来する時は、簡単でも良いので記事作成の目的を伝えてください。
なぜならゴールを共有できていないと、そこでギャップが生じて望むような結果にはならないからです。
例えばSEO記事の場合、最終的に「商品を売りたい」のと「自社の認知度を高めたい」のとでは、誘導の仕方がまるで違います。
CVに至るためには全体として誘導していくわけですが、誘導のトリガーは1記事に1文でも、少しづつ仕込んで読者をその気にさせるのが通常です。
制作会社ではヒアリングの段階で、この「記事作成の目的」は必ず聞かれ、丁寧に計画を練りコンテンツの管理も制作会社側でしてCV獲得を目指すので、それほど心配はありません。
問題はフリーランスに依頼する場合です。
フリーランスのライターは「記事作成のみ」しか担当しない場合がほとんどなので、良くも悪くも「読みやすい文章」しか作ってきません。全体の計画が共有できていないからです。
「記事の作成だけ」を担当させたいフリーランスライターに依頼をする場合は「化粧品の商品説明の部分だけ書いて欲しい」など依頼内容を限定したり、いろいろな上手いやり方がありますが、全体の計画を共有しないことのリスクは、きちんと知っておくと良いでしょう。
私は付き合いの長いクライアントさんの場合、全体の計画も公開できる範囲で共有してもらっていますし、構成の段階で細かく質問して、ギャップが生じないように注意しています。
ぜひ、記事作成の目的は、簡単でも良いので伝えるようにしてください。
ターゲットユーザーを伝える
ターゲットユーザーを伝えるようにしてください。
ターゲットユーザーをきちんと把握することにより、心に刺さる文章を作ることができます。
例えば10代女性のダイエット方法と、40代女性のダイエット方法はまるで違います。
40代女性の場合はダイエットと言っても「健康寿命を延ばすこと」などを盛り込むことで共感を呼ぶことができるからです。
逆に10代女性の場合は、もっぱら「痩せて美しくなれること」を強調した方が心に刺さるので健康の話題は、むしろ邪魔になるでしょう。
このターゲットユーザー、制作会社ではヒアリングの段階で聞かれるのが通常ですが、フリーランスでは聞かれないことも多々あるので注意が必要です。
SEO記事は狙いの検索ワードを伝える
SEO記事は狙いの検索ワードを必ず伝えてください。
制作会社ではヒアリングがあるので心配ありませんが、フリーランスの依頼をする場合、検索ワードを伝えない人が結構な数います。
検索ワードを伝えなければならない理由は、その検索ワード毎に検索エンジンの上位表示への難易度が違うからです。
実際にそのワードを検索してみて、上位表示されやすいコンテンツの内容や文章量、ライバルの強さ弱さなどを分析するわけです。
フリーランスに依頼する場合、この検索ワードを伝えないと「記事のテーマだけ」を受け取って、好きに書いてしまうライターもいるので、SEO記事を外注依頼する場合は特に注意してください。
表記ルールを設定して伝える
表記ルールを設定して伝えるようにしてください。
例えば以下の通り。
- 英数字は半角で書く
- 年数や英数字は半角で書く
- 1文は60文字程度
- 「時・事・達」の漢字はひらがなにする
このように表記ルールを設定すれば、複数のライターに依頼をしても文章の統一感を維持できますし、メディアのカラーもきちんと守ることができます。
表記ルールは、あまりに膨大で細かいと、ライターの側も表現の自由度がなくなるので、ほどほどにするのが理想ですが、設定するメリットは非常に高いです。
NG事項を明記する
NG事項は必ず明記して、制作会社やフリーランスと共有してください。
著作権侵害に抵触するコピペや医療系であれば薬機法に抵触する表現をNGにしておくと、最悪の場合のリスクを減らすことができます。
記事外注費用の相場:まとめ
制作会社 | フリーランス | |
---|---|---|
SEO記事 | 3~10円/1文字 | 0.5円~5円/1文字 |
インタビュー記事 | 20,000~50,000円/1記事 | 2~5円/1文字 |
コラム記事 | 5~10円/1文字 | 2~5円/1文字 |
以上、記事外注費用の相場を解説しました。
近年では様々なサービスが登場してきたため、記事の外注がしやすい環境になったと思います。
しかし、便利な反面、依頼をするのにも知識がないと失敗してしまうパターンも増えました。
ぜひ、今回の紹介した記事外注費用の相場を参考に、入念に調査をして制作会社やフリーランスに依頼をしてみてください。
私はライター歴10年で月間4万PVを達成したブログ運営の経験を活かし、クラウドソーシングであるココナラで、記事の執筆を請け負っています。
ライティング関係は現在3つのサービスを出品しており、全て合わせて25件の販売実績があります。
通常のSEO記事は1文字2.0円で、歴史関係の記事は1文字1.5円で請け負っています。
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