【鋼の錬金術師】キング・ブラッドレイの名言いろいろ

2022年11月24日

漫画・鋼の錬金術師におけるキング・ブラッドレイ。アメストリス国軍の最高指導者であり、軍事独裁政権の国家元首にして独裁者です。

今回はそんなキング・ブラッドレイの名言について、漫画を全て読破してアニメも全て視聴した、この私がピックアップして、ご紹介したいと思います。

キング・ブラッドレイの名言

誰が敵か味方かも分からぬこの状況で何人も信用してはならん!
軍内部全て敵と思いつつしんで行動せよ!

キング・ブラッドレイ

そして何より…胆が据わっておる。
ただ世界の広さを知らぬ

キング・ブラッドレイ

私は目標以外は全てなぎ払えと命令したはずだ。
敵に情けをかけるな。だからお前は出世できんのだ

キング・ブラッドレイ

君には最強の盾があるように。私には最強の眼があるのだよ。
さてグリード君。君は何回殺せば死ぬのかね?

キング・ブラッドレイ

ロイ・マスタング…彼は優しすぎる…。
それが強さであり弱点でもあるのです。
扉を開けさせてみせましょう

キング・ブラッドレイ

「真の王」…と言ったな小僧。
なんと青臭い唾棄すべき理想論か。
真の王などこの世のどこにも存らぬ!!

キング・ブラッドレイ

どうしたねマスタング大佐。続きを。
私が人造人間でどうしたと言うのかね?何か問題でも?

キング・ブラッドレイ

貴様一人の命と残りの数万の命とで同等の価値があると?
自惚れも大概にせよ人間。
1人の命はその者1人分の価値しか無く。
それ以上にもそれ以下にもならん。
替えはきかん。殲滅も止めん

キング・ブラッドレイ

神だと?さて不思議な。
この状況でいまだ私に神の鉄槌は下らないではないか。
イシュバール人が滅びようとしている今になっても神は現れん。
いつどこに神は現れ貴様らを救うのかね?
そもそも神とはなんだ?
弱き人間が寄辺が欲しくて創り出した偶像ではないのか?
偶像がこのキング・ブラッドレイを倒すか?滑稽な

キング・ブラッドレイ

確かにそうだ。あれは上に与えられた「息子」だ。
息子だけではない「大統領の座」も「部下」も「力」も全て与えられた。
いわば権力者ごっこだ。だが妻だけは自分で選んだ

キング・ブラッドレイ

まったく人間というやつは…思い通りにならなくて腹が立つ

キング・ブラッドレイ

こうして死に直面するというのはいいものだな。
純粋に「死ぬまで闘い抜いてやろう」という気持ちしか湧いてこん。
地位も経歴も出自も人種も性別も名も何も要らん。
何にも縛られず誰の為でもなくただ闘う これが心地良い。
ああ…やっと辿りついた…

キング・ブラッドレイ

愛だの悲しみだのと下らぬ言葉を垂れ流すな小娘。
なめるなよ。あれは私が選んだ女だ。
私とあれの間に余計な遺言など要らぬ。
王たる者の伴侶とはそういうものだ

キング・ブラッドレイ

用意されたレールの上の人生だったが おまえ達人間のおかげで。
まあ最後の方は多少やりごたえのある良い人生であったよ

キング・ブラッドレイ

キング・ブラッドレイの名言・考察

キング・ブラッドレイは最初はエド達に助言をするなど、お茶目に絡んでくるなど良い指導としての側面を見せていました。

しかし、物語が進むにつれてキング・ブラッドレイが単なる国の指導者と言うわけではなく、裏で暗躍するホムンクルス達の一員である事が判明してきます。

貴様一人の命と残りの数万の命とで同等の価値があると?
自惚れも大概にせよ人間。
1人の命はその者1人分の価値しか無く、それ以上にもそれ以下にもならん。
替えはきかん。殲滅も止めん

キング・ブラッドレイ

イシュバール殲滅戦において、イシュヴァラ教の最高指導者ローグ=ロウが自らの命と引き換えにイシュヴァール人の助命と戦争の終結を交渉に来た際には、ブラッドレイはローグ=ロウに上記の言葉をかけ、無慈悲に拘束し処刑をしました。

「1人の命はその1人分の価値しかなく、それ以上にもそれ以下にもならん」とは、これはまさに等価交換の論理そのもので、ホムンクルスとしての選民思想と神の存在否定。これが同時に滲み出ています。

確かにそうだ。あれは上に与えられた「息子」だ。
息子だけではない「大統領の座」も「部下」も「力」も全て与えられた。
いわば権力者ごっこだ。だが妻だけは自分で選んだ

キング・ブラッドレイ

何もかもホムンクルスの計画の中で生き続けてきたブラッドレイですが、一方で妻との関係だけは別のようです。自分の意思で恋愛をし家族を作りました。

妻にだけは深い愛情を示しているのです。

作中プライドに「君は人間に接し過ぎた」と言われるシーンがありますが、その一言がブラッドレイの全てを物語っているのかもしれません。

キング・ブラッドレイの名言・まとめ

以上、キング・ブラッドレイの名言をピックアップして紹介してみました。

キング・ブラッドレイはホムンクルスとして、人間の力強く前に進む「強さ」を認め楽しんですらいました。

しかし、「憤怒のラース」の名前の通り、逆に人間の情などに流されてしまう「弱さ」については嫌悪感を抱いていました。

神だと?さて不思議な。
この状況でいまだ私に神の鉄槌は下らないではないか。
イシュバール人が滅びようとしている今になっても神は現れん。
いつどこに神は現れ貴様らを救うのかね?
そもそも神とはなんだ?
弱き人間が寄辺が欲しくて創り出した偶像ではないのか?
偶像がこのキング・ブラッドレイを倒すか?滑稽な

キング・ブラッドレイ

特にイシュバールの民のような「神を信じ、神にすがる人間」に対しては徹底的に軽蔑の目を向けます。

自分の弱さを「神」という「絶対的な存在」に責任転化して、問題の先送りや努力をしなくても良い理由を都合良く作っているのではないか?といった事ですね。


私達の世界には様々な事象があり、その都度向き合わないと、どんどん人生は侵食されてしまいます。

作中のキング・ブラッドレイの冷徹ともとれる思想は、ある意味、「現実と向き合う事の大切さを教えてくれているのでないか?」と私は感じました。

現実と向き合うためには、心が曇っていてはいけません。私は過去記事で「嫌な思い出を忘れるには、どうしたら良いのか?」といった記事を書きましたが気になる方は、是非こちらも読んでみてください。