頑張れない自分を変える方法

2022年11月24日

頑張りたいけど頑張れない。誰もがこの感覚に襲われた経験はあると思います。

仕事や勉強、恋愛と頑張るべき事は沢山あるのに困った話です。いったい、この現象は何なのでしょうか?

私は高校生の時にサッカーのクラブチームに所属して本格的にサッカーに取り組んでいました。大学生の時は大学に通いながら公認会計士試験に挑戦しました。

社会人になってからはライターからWebデザイナーへ。さらにはサーバーサイドエンジニアになるために、全くの0から学習を開始しました。

そのような経験もあり、これまでの人生で「頑張りたいけど頑張れない」このような感覚に襲われた事は何度もあります。

今回は、そんな経験のある私が、最も効果のあった、「頑張れない自分を変える方法」をご紹介したいと思います。

①頑張れない自分を変えるには、「目標設定と無茶振り」が重要

頑張れない自分を変える方法
  • 目標設定を明確にする
  • 目標に向って、無茶振りをする

上記2点のルールは、私の経験上、頑張れない自分を変えるのに有効です。

成功するかどうかは、努力だけではなく運の要素もあるので断言はできません。しかし上記のルールを守ることで少なくとも「頑張りたいけど頑張れない状態」で立ち往生するようなことは、ほとんど無くなります。

②頑張れない自分を変えるのに、なぜ目標設定と無茶振りが重要なのか?

人間にはホメオスタシス(生体恒常性)といった機能が備わっています。暑い日に汗をかいて体温を一定に保ったり、ダイエットをしても体重を減りずらくしたり。

ホメオスタシスとは生物の命を繋ぐための大切な機能です。

本来ホメオスタシスとは生物学用語ですが、近年では脳科学や心理学でも使われていて、脳の働きにも作用することが分かっています。

今回の例で言うと「頑張りたいけど頑張れない」といった状態で私達は苦しんでいるわけですが、脳科学・心理学的に言えば、私達は潜在意識下で「心地良い」と思っていると言うことです。

この心地良いと思っている状態を「コンフォートゾーンの中にいる」と言います。

頑張れば給料が上がって彼氏や彼女ができるのに、無意識下では「このままで良い」とブレーキがかかっているのです。

さきほど「ホメオスタシスは生物の命を繋ぐために大切な機能です」と言いましたが、無意識下でブレーキをかけることで生命の維持をしようとしているんですね。

もちろんあなたの無意識は、給料が上がることや彼氏や彼女ができることが、生命の危機に繋がるかどうかなど分かるハズもありません。

コンフォートゾーンとは、まさに私達が無意識の思い込みに支配されていることを意味します。

だからこそ、コンフォートゾーンの外側に自分を置いて、そこでの新しい自分を体験する必要があります。

実はコンフォートゾーンは強固なのですが移動させることが可能なのです。コンフォートゾーンを移動させて、しばらくすれば、もうそこがあなたの次のコンフォートゾーンになります。

③頑張れない自分を変える。コンフォートゾーンを移動させる具体的な方法

コンフォートゾーンを移動させる具体的な方法
  • コンフォートゾーンの外側に目標設定をする
  • 目標に向って、無茶振りをする

コンフォートゾーンを移動させるには、コンフォートゾーンの外側に目標設定する事と、目標に向って無茶振りをすることが大切です。

コンフォートゾーンの外側に目標設定する

コンフォートゾーンを移動させるには、目標設定が大切です。この目標設定、人によって「実現可能なモノにしないと逆効果である」といった意見があります。

確かに目標が巨大だと、その巨大な目標に押しつぶされて疲弊します。

しかし、巨大な最終目標に向うための中間目標さえ、しっかりと設定して着実に歩みを進めることができれば、巨大な目標はむしろ良い刺激になります。

目標は大雑把に、「ゴール(巨大目標)、中間目標」と2段階構造で設定すれば良いです。

最終目標がグローバル企業の社長でも、世界釣り名人でも、どんなに巨大なモノでも良いのです。

その中間目標として「SwiftでiPhoneのアクションゲームアプリを作って、App Storeでランキング1位を目指す」など具体的に目標設定ができれば良いです。

最終的なゴールが明確だと「こんなところで躓いていてはいけない」といった心理が働き、自然に前のめりになれます。

目標に向って、無茶振りをする

これまでコンフォートゾーンについて説明してきましたが、そもそも人間は頑張れない生物だと理解すべきです。

コンフォートゾーンの外側に目標設定をして、それに向かって動くということは、これまでの自分からしたら普通のことではありません。

不安になって、ソワソワして当たり前です。

なので頑張らなきゃいけないのに頑張れない自分をみて、「なんて怠け者なんだ!!」とネガティブな気持ちになる必要はありません。

ホメオスタシスの機能からして普通のことなのです。

ただ、「頑張りたくなくても、強制的に頑張ってしまう環境を作ること」が大切です。

昭和の日本では、「子供を学校に入れて先生の言う事に絶対服従させる」といった教育方針の親がいました。

「先生!うちの子が言うことを聞かなければ遠慮なく殴ってください!」と今の時代なら立派な虐待になるようなことを嘆願する親がいました。

あれも今となっては色々な弊害がある事が分かっていますが、コンフォートゾーンを移動させ、それに慣れさせるといった意味では、かなり有効な手段です。

人は習慣の生物です。どんなに不安で嫌だ嫌だと思うことでも、しばらく続けていくうちに慣れてしまいます。嫌なことに慣れると言うことは、まさにコンフォートゾーンが移動したサインです。

なので、「モチベーションが低かろうが高かろうが、とにかく毎日勉強をする!」といった鉄の掟を作って、自分に無茶振りをするのは非常に大切です。

まとめ:目標を設定して、自分に無茶振りをする

是非、頑張れない自分に悩んでいる方は、今回私が紹介したやり方を試してみてください。

目標設定をして、自分に無茶振りをする。たった、それだけです。

目標は真剣に考えて設定しても、毎日見ないと忘れてしまうでしょう。なので紙に書いて部屋に貼るなり、手帳の見えるところに書くなど、毎日目に通すようにしてください。

そうやって、目標を確認して、それに向かって無茶振りを続けていけば、いつのまにか目標を達成してる事もあるかもしれません。


目標を持ち無茶振りをするためには、自分を疑っている暇はありません。根拠の無い自信を持つ事について、記事を書いているので、是非こちらの記事もご覧ください。

考え方

Posted by あらやま