2022年11月24日
漫画・鋼の錬金術師に登場するエドワード・エルリック。本作の主人公です。
幼い頃に人体練成に失敗し、失われた自身の右腕と左足、そして弟アルフォンス・エルリックの体を取り戻すために旅を続けています。
今回はそんなエドワード・エルリックの名言について、漫画を全て読破してアニメも全て視聴した、この私がピックアップして、ご紹介したいと思います。
エドワード・エルリックの名言
エドワード・エルリックの名言・考察
これは鋼の錬金術師の最初期に、最愛の恋人を亡くしてレト教に心酔していたロゼに対して、エドがかけた言葉です。
身寄りもなく最愛の恋人を亡くし、最後のより所として宗教を選んだ信心深い女の子に対して、エドワード・エルリックと言う男は、持ち前の科学知識を引き合いに出して、ロジハラ(ロジカルハラスメント)をするといった暴挙に出ています。
これ随分酷いシーンなのですが、このロジハラのシーンは物語全体を見ると良いリードになっています。
エドが非科学的なものは信じないリアリストなのは、錬金術師である以前に「人体練成に失敗をして自分の体を失い、弟の体まで失い地獄を見ているからだ」と言うのが、後の物語を見るとグサりと読者の心に刺さってきます。
鋼の錬金術師は絵的にも、蒸気で動く機械などスチームパンク的な19世紀イギリスの雰囲気で目を奪われます。
数あるバトル漫画の中で「ここまで第1話のインパクトが強い作品もあまり無いのではないか?」と私は思います。
エドワード・エルリックの名言・まとめ
以上、鋼の錬金術師のエドワード・エルリックの名言について、紹介してみました。
エドワード・エルリックは何でもかんでも「等価交換の原則」を元にモノを考えるクセがあります。
告白のシーンですら等価交換です。
それは彼が優秀な錬金術師で、子供の頃から絵本代わりに錬金術書を読んできたことに起因しますが、いかにも科学者的な性格で非常に面白いと思います。
ちなみ「一は全、全は一」と言った言葉が作中何度も出てきますが、元ネタはギリシャの哲学者ヘラクレイトスの「One is ALL, ALL is One」だと思います。
大昔の哲学や科学はキリスト教的に「世界を支配する一つの法則があるハズ、それならそれを科学によって証明しようぜ」といった考え方で研究が進められていました。
つまり「科学によって神の存在証明をしよう」といった考え方です。
作中のエドワード・エルリックも、これと似た考えを持っていると思います。
科学者においての探究心は、もはや人生を賭けたものです。エドの名言にもある通り、不毛な努力と言われようが関係無いのです。
自分が探求したいから、そうする。ただそれだけ。
これはタダの目標設定を超えた、自分の人生に対する決意だと思います。
「よく決意をすれば、全てが動き出す」といった言葉がありますが、決意をするためには、自分をとことん信用しないといけません。
どんなに周りから見て間違っていても、自分だけは自分を信じてあげる必要があります。いわゆる根拠の無い自信です。
そのことについては、記事にしているので、気になる方は是非ご覧ください。
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