瞑想の効果とは、どのようなモノなのか?

2022年11月24日

瞑想とは一般的に、この世の真理の追究など、どこかスピリチュアルで高尚なイメージがつきものです。

ところが瞑想の効果は科学的にも良い効果が報告されています。実は1日10分でも良いので、瞑想をすることで精神は驚くほど安定化します。

今回は、この瞑想の効果ついて語ってみたいと思います。

瞑想を習慣化すると心が安定化します

瞑想は1日10分でも良いので、習慣化すると心は安定化します。

瞑想上級者は「朝起きてスグに1時間」「夜寝る前に1時間」など、瞑想の時間をたっぷり取る人もいます。

瞑想には、それくらい心を安定化させる効果があるのです。

なぜ瞑想は心を安定化させるのか?

瞑想をすると「幸せホルモン」と言われるセロトニンが活性化されます。

セロトニンの主な効果
  • アセチルコリンの動きが抑制され、感情の処理が上手になる
  • 交感神経を適度に抑え、心身の疲れを軽減する
  • ドーパミンの過剰な分泌を抑え、興奮しにくくなる
  • 炎症を抑え痛みを和らげる効果がある

上記の通り瞑想をするとセロトニンが活発になり、心が安定化します。

スポーツの世界における脳の瞑想状態「ゾーン」について

スポーツの世界でもプレイに極度に集中することで脳内でブレイクスルーが起き、脳が瞑想状態と同じになる現象があります。

サッカーで言うと「ファンタジスタ」と呼ばれるような選手がゾーンに入り、創造的なプレイを魅せることで知られています。

現代サッカーのディフェンスは試合データなどが収集され数値化され、対戦相手によって守備の仕方が細かく最適化されます。

なかなか守備を崩すのは難しいです。

ところがファンタジスタの脳内では、相手チームのディフェンスの配置もばっちり記憶されていますし、その鉄壁のディフェンスをこじ開けるための五手も十手も先のビジョンが、予め見えていたりするんです。

ゾーン入ったファンタジスタは鉄壁とも思えるディフェンスの僅かな「ゆがみ」をみつけて、自分もしくは味方を誘導して、いとも簡単にゴールを演出します。

ゾーンに入ったファンタジスタのプレイは外野で見ている側はもちろんのこと、味方でさえも「どうゆう論理でゴールが生まれたのか?」良く分からなかったりするわけです。

コンピュータが進化し、データサッカーとして、あらゆるプレイが数値化される現代のサッカーですが、たった1人の創造的な選手の存在は今でも試合の勝敗を大きく左右するわけです。

ちなみにゾーンに入った選手は、高いパフォーマンスを出すのは有名な話なのですが、一方で「プレイに集中するあまり怪我をしていたことを忘れたままプレイしてました」なんて事もあったりします。

これは「セロトニンの主な効果」のところで紹介した「炎症を抑え痛みを和らげる効果」ですね。

脳が瞑想状態になりセロトニンが活性化されるとは、それほど強力な効果がでるのです。

瞑想の具体的なやり方

瞑想のやり方
  1. 座禅を組む
  2. 目を閉じる
  3. 鼻から息を吸い、口からゆっくり息を吐く
  4. この時、雑念が湧いてくるが「ノイズ」と心の中で唱えて呼吸に集中する

瞑想には様々なやり方がありますが、最初はこのやり方で十分な効果を期待できます。呼吸は腹式呼吸にするのがコツなのと、吐く息は細くゆっくり吐くのがコツです。

吐く息は細くゆっくり吐く方が集中度が増し、より瞑想に集中できるようになります。

瞑想中に沸く雑念について

瞑想は基本的に息に集中することで、深い瞑想状態になることを目指します。

ところが人間には自我があるので無意識的に雑念が自動で湧いてきます。「お腹が空いた」「明日の課題はどうしよう?」「元恋人がムカつく」などなど。

瞑想中、これら自動で沸いてきた雑念に心の中で「ノイズ」と唱えて、ラベリングをして勝手に消えるまで無視をし続けるのです。

あなたの思考は雑念に支配されている

私達は自発的にモノを考えているようで、その大部分を雑念によって支配されています。

雑念が思考に与える影響
  1. 無意識下で自動で雑念が湧く
  2. その雑念をキャッチして思考を展開する

実は私達は無意識下で生成された雑念をキャッチして、それを「自分の考え」と思い込んでいるパターンが非常に多いです。

よく別れてしまった恋人の記憶やパワハラを受けた時の記憶が蘇ってきて、それが原因で「リアルタイムで起こっている現象では無いにも関わらず、今気分が悪くなってしまう」なんて事があると思います。

これは自分にとって悪い記憶が強烈に記憶される事が原因です。その強烈な記憶が無意識下で自動で雑念として呼び覚まされ、それをキャッチしてしまってる事に根本的な原因があるのです。

日本では神秘的な事ばかりが注目される仏教の開祖・釈迦ですが、彼はおよそ2,500年前に、この雑念というか「自我そのものが人間を不幸にしている」と気がつき、王族の地位を捨て修行する事を決意したのです。

瞑想を習慣化して「考えすぎない体質」を目指しましょう

瞑想と言えば仏教を思い浮かべる人が多いと思います。

日本における仏教は、この世の真理であったり、あの世で良いステージに行けるように魂を磨くことが注目されがちです。

これは仏教が歴史的にインド・スリランカから中国を経由して日本に輸入される過程で、道教や日本神道とハイブリッドした影響が多大にあると思います。

ところが釈迦がいた当時の教義が残るスリランカなどの南伝仏教に目を向けると、日本の仏教のような神秘主義的な部分は、ごっそり抜け落ち現代科学に近い要素を持っていたりもします。

南伝仏教を見ると瞑想と言うのは「考えすぎない訓練をしてるんだな」と言うのが良く分かります。

雑念を受け流し瞑想を続けていると、次第に雑念があまり湧いてこない安定的な心の状態を手にできるようになります。

瞑想とは心のお掃除です。掃除をするからこそ余白が生まれ、新しい「良い考え」も取り込みやすくなります。人生を好転させるには良い考えを生み出し、それに基づいて行動をする必要があります。

是非、朝や夜寝る前の10分でも良いので、瞑想を習慣化してください。

考え方

Posted by あらやま